なぜ暖炉は燃えていたか?第3話 【解決編】ネタバレ感想・解決・犯人・トリック 金田一少年の事件簿Rリターンズ

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金田一少年の事件簿Rリターンズ

なぜ暖炉は燃えていたか?
第3話

事件解決と隠された真実!?

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前回までのあらすじ

なぜ暖炉は燃えていたか? 第2話 ネタバレ感想・推理・考察 「金田一少年の事件簿Rリターンズ」早くも『謎すべ』発動!?
※以下からの内容はネタバレを含みます。

内容

事件解決

現場に関係者全員を呼び出したはじめ。
彼らはみな影原は自殺ではないのかという。

影原は現場の状況から見ても自殺ではなく他殺。
犯人はいつきを目撃者として利用し、密室を作って自殺を偽装。

犯人を指摘し、実際に密室トリックはじめ自ら実演して暴く。

全てを見抜かれた犯人は罪を認め、動機となったいきさつを話す。
しかしそれは、ちょっとした思いのすれ違いから生まれた感情で、犯行にまで及んでしまった。

隠された真実を知って泣き崩れる犯人。

こうして事件は解決した。

他殺の根拠

飛び散った影原の血が、倒れた状態から噴き出したものであることから、薬か何かで眠らせた後にうつぶせの状態で首を切ったことを示す。

いつきの存在

脅迫状でいつきをこの村に呼び出したのは目撃者として利用するため。
犯行後に影原のケータイからいつきを呼び出し、密室を作って自殺を偽装した。

犯人

花都千冬

密室トリック

全ての鍵を内側から閉めておき、黒い防炎布を持って暖炉の奥に隠れる。
暖炉にある湿った薪に無水エタノールをかけて着火。

アルコールランプに用いられる無水エタノールは、低温で無煙なために炎だけ演出。

いつきがコテージを出たのを見計らって、防火布で消火し、奥に隠していた乾燥した薪と置き換え、強力な固形燃料で着火。

一番奥にある13番コテージはケータイもつながらないため、いつきが応援を呼びに外へ出ることも計算済。

証拠

花都が来ていた喪服は喪に服すためじゃなく、暖炉のすすが服についてもわかりにくくするため。
着替えていない花都の喪服から暖炉のすすと同じものが検出されれば決定的な証拠となる。

動機

花都は野間口の愛人ではなく実の娘。

母を早くに亡くしたため、周囲からは愛人だと言われた。
だが、実際には都合のいいお手伝い。

それでもずっと側に置いてくれていたため、いつか実の娘と認めてもらえると期待していた。
しかし、野間口の遺書を見て絶望した。

全ての財産を実子、影原夕菜へ譲る。

長年側にいた自分を実子と認めず、見たこともない子をあっさりと実子と認めた。

それが許せなかった花都の憎しみは影原へと向けられた。
遺言書にも、影原が亡くなっていた場合は花都千冬に譲ると書いてあった。

隠された真実

物心ついた時から、捨てられないように必死で、どんなことでも言われるがまま、逆らわずに気に入られるように生きてきた花都。

でも、本当は都合がいいだけで誰からも必要とされない存在だったと話す。

それを聞いたはじめは、警察が調査した影原のことについて語り始める。

影原は財産目当てで来ていたわけではない。
母を亡くし、身なし子だった彼女だが、ある起業家に見初められ、結婚が決まり、野間口家の財産は必要なかった。

彼女は、自分に姉がいることを知り、たった一人の家族だと喜び、会うのをとても楽しみにしていた。
そしていつか一緒に暮らしたいとまで願っていた。

花都は、一番必要としてくれていた人を自らの手で殺めてしまっていた。

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感想

これで短編の「なぜ暖炉は燃えていたか?」が完結。

犯人はわりとわかりやすく、当たっていましたが、トリックが全然違いましたね(^^;
ちょっと難しく考えすぎましたね。

もしくは、風呂場のドアや煙突、暖炉の火、コーヒーサイフォンなど、あらゆるミスリードに引っかかってしまったとも言えます。
これはどちら側でも考えられることなので、話としてはかなりうまく作られてますね。
やられちゃいました。

これがまた地獄の傀儡師・高遠遥一が絡んでいたら、私の推理した煙突でパラによる脱出もあり得たのでしょうけど。
ただ、はじめは確かに煙突は通れないと言っているので、そこは素直に従うべきでした。

実は通れました、なんてのはよく考えればミステリーとしてアンフェアなので、通れないと断言されている以上は、その線はないものとして考えるべきでしたね。

推理は一度嵌ってしまうとそうとしか思えなくなってしまうので、ミスリードに捕まるとなかなか抜け出せないってところがありますからねえ・・・。

隠された真実のストーリーもそれなりにきちんとしたもので、とても切ない、やるせない気持ちになるものでした。

たった3話でしたがとても楽しめたので満足ですね。
次からは長編なので気合入れていきます。

なぜ暖炉は燃えていたか?という質問の答え

これが最終的に残った疑問なのですが、この質問にはどう答えるべきでしょうか?

「なぜ暖炉は燃えていたか?」

暖炉の後ろに隠れていたから?
寒かったから?

これは難しい質問です。

この質問に対して、暖炉の後ろに隠れていたからというのは直接的な答えにはならず、そもそも隠れていたからと言って暖炉に火をつける必要があるのかと考えると、特に絶対必要というわけではないように感じる。

仮にもし、つける必要があったとすると、いつきに暖炉の中を調べさせないため、火がついていることで、そこに人がいるとは思わないように仕向けるため。

つまり、暖炉が燃えていた理由は、燃えていた炎そのものをトリックに使うためではなく、隠れているというトリック自体に気づかせないようにするため。
隠れられないと錯覚させるため。

暖炉に火は、つけなくても普通に隠れることは可能だが、火をつけておくことでそれを絶対に見つからないようにするための手段だったということ。

ということで

なぜ暖炉燃えていたか?

に対する答えは

暖炉の中に隠れていたため。

ではなく

遺体発見時に、暖炉には隠れることができないと思わせる。
隠れる場所の候補として瞬時には思い付かないよう錯覚させて近づかせないため。

というのが正しいのかな。

そう考えると、この事件のミスリードはタイトルから始まっており、なぜ暖炉は燃えていたか?という言葉から

暖炉を燃やす=トリックに炎が必要

という方向へ読者を導き、そこでさらに風呂場のドアが開いていたり、コーヒーサイフォンが少しだけ描かれることで完全に炎自体に囚われて抜け出せなくなるという、ミスリード側の仮説も見事。

実際には脱出でも隠れるでもどちらでも辻褄が合うが、たったひとつ決定的に推理の分岐点となるのはやはり煙突は通れないということ。

深読みしすぎると足元をすくわれちゃいますね。

次回・長編「人形島(ひとがたじま)殺人事件」

以前の作者コメントで、短編が完結したらすぐに長編スタートと書かれていたので、ついに来週から長編の新シリーズが始まります!

アニメ放送も始まり、新たな事件も連載されて、再び金田一ブームが来ますね!

来年あたりにはまたドラマがあるかな?

次回のタイトルは「人形島殺人事件」となにやらまた不気味なタイトル。

金田一らしいあの独特の雰囲気があることに期待します。

個人的にら高遠はしばらくはいいかな(^-^;

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