
金田一少年の事件簿
新シリーズ連載開始!
明智警視がソムリエに!?
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※この物語はフィクションであり、実在の人物、団体名等とは一切関係ありません。
※以下からの内容はネタバレを含みます。 推理が完了していない方はご注意下さい。
※読まれる方によっては、気分を害される内容が含まれている可能性もあるので閲覧にはご注意下さい。
内容・あらすじ
とあるレストランで皿洗いのアルバイトをすることになったはじめと美雪。
店はワインパーティーの予定が入っているが、ソムリエの店長と皿洗いの女性がインフルエンザで休んでいるため、人でが不足していた。
肝心のソムリエが不在だが、店長の知り合いのワインエキスパートの有資格者が代役を務めることになった。
続々とパーティーの客が集まり始め、誰が代わりを務めるのか不安になっている中で、代役が登場。
今回、このワインパーティーでソムリエ役として活躍するのは、警視庁捜査一課警視でありながらも、ワインエキスパートの資格を持つ明智健吾。
明智は客人の心配をよそに見事なサーブを披露。
パーティーがはじまり、厳選されて用意されていた高級ワインが次々と注がれていく。
しかし、パーティーの最中、参加者の一人が床に倒れて絶命。
その様子を見た明智はすぐに殺人事件の可能性があると見込み、警察手帳を差し出す。
ここから、明智警視の絢爛たる推理が始まる。
事件概要
遺体発見時の様子
レストランに集まってワインパーティーを開いている中、参加者の一人である金堂守が殺される。
高級ワインが次々と開けれていき、金堂は棚の上に置いてあるお宝ワインを見つけ、自らグラスに注ぐ。
その後、床に仰向けに寝転んだまま動かなくなっている金堂を羊山と梶木が発見。
医者である梶木が脈を確認したところ、脈がなかった。
騒ぎに気づいた明智がすぐに確認するが、金堂はすでに死亡していた。
ワイン準備
準備されていたワインは全部で7本。
そのうち1本は店側がパーティのウェルカム・シャンパーニュとして用意していた。
他、6本の高級ワインは主催者の羊山が厳選し、事前に店に送って明智によって早めに開栓されていた。
ラインナップは以下の通り。
ルイ・ロデレール・ブリュット・プルミエ
店側がウェルカムシャンパーニュとして準備し、明智が五つのグラスに均等に注ぐ。
以下6本は羊山が厳選し、前もって店に送っていたもの。
シャトー・ムートン2002年
シャトー・ラトゥール2001年
シャトー・マルゴー2004年
シャトー・オーブリオン2001年
DRCモンラッシェ1999年
シャトー・ラフィット1945年
赤ワインはボルドーの五代シャトーがそれぞれ1本ずつ。
白ワインは世界で最も有名な白ワインとされる代物。
これらが並ぶのは滅多にみれない光景だが、中でも注目を浴びるのは1945年のシャトー・ラフィットで、オークションに出れば二百万円はするほどの超高級ワイン。
最初に注がれたのは白ワインのモンラッシュ。
その後は次々と開けられていき、どれをどのように注いで誰がどう飲んでいいたかは不明。
登場人物・容疑者リスト
蔵田(くらた)
レストランの店長。
今回のワインパーティでソムリエを務める予定だったが、インフルエンザで欠席。
他山光太郎(たやまこうたろう)
シェフ
29歳
パーティー会場のレストランの従業員
アルバイトのはじめと美雪にパーティーの詳細やワインについて説明。
事前に準備されていたワインをはじめが触ろうとすると怒る。
羊山城(ひつじやまじょう)
ワインコレクター。
70歳
今回のパーティーの主催者で、準備された高級ワイン6本は彼が準備した。
店長が不在と聞いて不安になるが、明智のサーブを見て安心する。
羊山ワインサロンの代表者でもある。
唯一サロンのメンバーではない金堂を招いた。
金堂守(こんどうまもる)
羊山の次に到着し、ウェウカムシャンパーニュを飲んで他の客人の到着を待つ。
ワイン好きで、主催者の羊山に招かれてパーティーに参加。
楽蘭樹(らくらんじゅ)
ITベンチャー社長
30歳
医者の梶木とともに会場へ到着。
二日酔いに効くと梶木にサプリを勧められる。
空調の修理でボッタくられた経験があり、金堂をあまりよく思っていない。
梶木丸子
アンチエイジング医学専門医
34歳
社長の楽とともに会場へ到着。
二日酔いは体を老化させるからと、楽にサプリを勧める。
サプリを大量購入しておいて支払いを済ませていない金堂をあまりよく思っていない。
エリゼ・ルロワ
フランス人モデル
24歳
到着時はフランス語であいさつしているが、日本の生活が長いため、日本語も饒舌に話す。
優しく微笑む明智を見て赤くなる。
乳井三蔵(にゅいさんぞう)
不動産会社社長
50歳
盲腸で入院していた。
金堂と何かでトラブルがあり、目も合わせないほど避けている。
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感想
これはもしかして短編なんでしょうかね?
明智警視がまさかのソムリエで登場ですが、第一話ですでに一人が死亡。
雰囲気的に被害者の匂いがしていた彼がやはり殺されてしまいました。
警察手帳を出した明智さんですが、彼が今回は推理していくのでしょうかね?
ワインの注ぐ順番や、飲み方などの詳細がわからないのでちょっと現段階では難しいのですが、ここはやはり疑うとしたら主催者である羊山でしょう。
ワインを準備したのが彼ですし、金堂を招いたのも羊山ですからね。
そして気になる要素がひとつ。
作中の年代が仮に2016年、もしくは2015年だと過程すると、あの最も高そうな1645年のシャトーラフィットは、ちょうど羊山が生まれた年のワインなのではないかと推測。
これには何か意味がありそうな気がします。
今回はちょっと推理するには情報が少なすぎるので細かいところはもう少し時間がかかりそうですが、私の推理では今のところは犯人は羊山としておきます。
補足ですが、今回のお話が掲載された週間少年マガジン第9号。
金田一の新シリーズが連載されるために非常に楽しみにしていたのですが、残念なポイントがひとつ。
サブタイトルが「ソムリエ明智健吾の事件簿」なのですが、明智の字が違ってますね。
次週に修正されているかどうかはわかりませんが、期待していてこの凡ミスはちょっと拍子抜け(^^;
「明智」が「明知」となっており、変換しても出ないのにどうしてこのようなミスをしたのかは不明ですね。
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はじめまして。大阪に住んでいますが、マリノス・カープをこよなく愛しているものです。どこでお会いできればいいですね。
本題ですが犯人は他山光太郎ですね。金田一のドジで発覚です。 ワイン会の主催者が持ち込んだワインをはじめが触ろうとしていたので注意していた。まさに金堂守に毒入りワインを飲ます操作ができるものは店の関係者である他山。他の人間はインフルエンザで休んでいるのすから・・・。金田一、美雪、明智は店のことは初見で知らないはずですので。動機はわかりませんが・・・。 金堂は出席者から恨まれていたようですので。表だって動機のなさそうな彼を犯人としたいです。きっと許せない裏(動機)があると思います。(「暖炉は燃えていたか」と同じパターンですね。)金田一・美雪の活躍は今回はなさそうです。
マリノスのエースさん
コメントありがとうございます。
犯人はやはりワインを用意できた人物に絞られるでしょうから、確かに他山さんは怪しいですね。
現時点でヒントとなりそうな要素は、おっしゃる通りはじめがワインに触れようとした時の反応くらいです。
その他、動機がある人物の煽りがありますが、若干わざとらし感じもしますしね。
今回はもしかしたらはじめが気がつかないうちに事件解決となるかもしれません。
早ければ次回で明智が犯人をつきとめてしまうかもしれませんね。