吸血桜殺人事件 第7話 会話と状況から犯人を特定!

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第7話でまさかの問題編終了の合図!
「謎は全て解けた!」
らしいです・・・・。
解決編まであと数日。
かなり難易度の高いこの事件の推理に挑みます。

相当難易度の高い事件な上に、あまり情報が明かされないまま、まさかの「謎すべ」発動でした。
ただ、第7話で急展開となっていて、金田一は一気に確信を得ているので、最も重要な部分はこの第7話に集約されているはず。

そう考え、話を反対側から追っていってみようと思います。

※以下からの内容はネタバレを含みます。

ビデオ検証

特に犯人特定を決定づけたと思われるのは最後の佐木のビデオ検証。
剣持からの情報はあくまで裏付けで、金田一はこのビデオを見たあと、美雪に青桐岳人の名前を聞いてひらめいています。

ということは、このビデオのシーンの中に必ず何かがあるはずです。

ここで出てきた場面は、「斧田の死体発見時」と「違和感を感じた夕食時の会話」の映像の二つ。
削られている場面があることから、ここだけのやりとりを考えれば何かが見えてくると思われる。

 

斧田の死体発見時

北屋敷
「開けますよ?斧田さん」

北屋敷がドアを開けると、胸に桜の枝を突き立てられて、仰向けになっている斧田を発見。
冬部がすぐに駆け寄る。

冬部
「君はあっちを見てくれ、俺はこっちを見る」

遠目から驚きの表情で見ている、藍染と葉崎。

死体のそばで脈をみる絵東。
部屋の鍵が桜の枝に組紐で絡めてあるのを発見。

敷島
「間違いない、これは斧田さんの部屋の鍵だ!」

三夜沢
「『血吸い桜』だわ!」
「鬼方桜柳・・・伝説の殺人鬼が戻ってきたのよ!」

とここまで。
これを見た時の金田一の反応は「・・・・」のみ。

 

違和感を感じた夕食時の会話

三夜沢
「そうそう、一年の時から後ろに何人もいなかったな」
「番号までは覚えていないけど・・・」

「君たちは覚えてる?」

佐木
「ええ、確か小一の時の出席番号は10番だったと・・・」

美雪
「あたしは忘れちゃったな!クラス替え二度もあったし」

葉崎
「えっと、あたしは21番でした」

敷島
「僕も忘れたけど先生の真正面だったのは覚えてる」

藍染
「あたしはまだ10前半だけど虎元さんの方が少し上だったはずよ」

虎元
「そうでしたかな、藍染オーナー」

北屋敷
「・・・事故でね、妻と子を一度に亡くしました」

とここまでで、こちらは金田一の質問と冬部のコメントはカット。
最初の敷島の「出席番号は名簿順、名前順で男女一列ずつ交互に・・・」というくだりもカット。

これを見たあと金田一は、美雪に、三人が中学生の時に転落死させてしまった生徒の名前を聞く。
そして美雪の「青桐岳人」という名前に金田一は反応し、「そうか・・・」となり、そのまま「謎すべ」に移る。

つまり、ここで何かに気づき、違和感の正体もわかったことになる。

出席番号の会話が示すものは!?

ではそれについて考えてみよう。

このやりとりで重要なところは、出席番号の定義。
まず、出席番号は五十音順なのか生年月日順なのかという疑問があったが、これについては、今回敷島の発言ごと消えているので、ここは五十音順、男女交互に一列ずつで全員が答えていると考えていい。

あとはもう、その条件での会話としておかしなことを言っている人物を探し出すだけ。

金田一は、青桐の名前を聞いて解いているので青桐も含めて考え、それぞれの大体の席の位置を想像して配置してみる。

設定は、一列5席、男女交互、全8列の1クラス40名とする。
多少は前後するものの、大体の席はこうなる。

無題

※追記※
葉崎の席がおかしなところになってますがあまり意味はないので気にしないでください。
実際はその列の一番後ろがちょうどいいくらいですかね。

ここで、重要なのは、番号をどのようにつけるのか。
そのパターンは

・男子1~20番、女子21~40番

・男子1~20番、女子1~20番

・男子1~5、11~15、21~25、31~35、女子6~10、16~20、26~30、36~40

の3パターン。

そして、この三つのパターンにそれぞれの発言を当てはめる。

・男子1~20番、女子21~40番の場合

三夜沢⇒後ろに何人もいない
⇒特におかしくはない。

葉崎⇒21番
⇒可能性は限りなく低い。

敷島⇒先生の真正面
⇒特におかしくはない。

・男子1~20番、女子1~20番の場合

三夜沢⇒後ろに何人もいない
⇒特におかしくはない。

葉崎⇒21番
⇒可能性は限りなく低い(人数が多くても)

敷島⇒先生の真正面
⇒特におかしくはない。

・男子1~5、11~15、21~25、31~35、女子6~10、16~20、26~30、36~40の場合

三夜沢⇒後ろに何人もいない
⇒特におかしくはない。

葉崎⇒21番
⇒このパターンでは当てはまらないが、男子が多く一列6席ができるとそうなる。

敷島⇒先生の真正面
⇒特におかしくはない。

とこうなる。
そして、やはり違和感を感じる発言をしているのは一人だけ。

葉崎栞

ということになる。
唯一可能性として残されているのは三つ目のパターンだが、その場合、男子と女子を五十音順に並べ、席の配置を決めてからその席順で番号をつけることになる。
出席番号は順番が決められた時点でつけられるのが自然で、席を決めたあとに番号をつける方式を採用すること自体がかなり可能性が低い。

つまり、葉崎が出席番号21番になる可能性が限りなく低いということになってくる。

そして、そこに絡んでくる「青桐姓」
同じ条件で青桐姓の生徒がいたとすると

・男子1~20番、女子21~40番

青桐男子⇒1~3番付近
青桐女子⇒21~23番付近

・男子1~20番、女子1~20番

青桐男子⇒1~3番付近
青桐女子⇒1~3番付近

・男子1~5、11~15、21~25、31~35、女子6~10、16~20、26~30、36~40

青桐男子⇒1~3番付近
青桐女子⇒21~23番付近

※上記同様このパターンはほぼない。

そしてこの三つのパターンは、出席番号を決定する方法として可能性が高い順では

①男子1~20番、女子21~40番
②男子1~20番、女子1~20番
③男子1~5、11~15、21~25、31~35、女子6~10、16~20、26~30、36~40

の順で特に③はほぼありえない方法で、①が最も考えられる方法。

となると、葉崎が答えている21番が本当に当時の出席番号だったとして、金田一の反応も含めて考えると、おのずと見えてくるのは・・・。

葉崎の出席番号が21番だった頃の苗字は、青桐だった!

ということになる。
これは一体どういうことなのか?

考えられることはひとつ!

青桐家の家族が生きていた!

それしか考えられない。

そこで、一家心中で亡くなったとする、青桐家が生きていたと仮定した場合の現在の年齢を割り出す。

青桐岳彦(享年45歳)現在59歳
青桐早苗(享年42歳)現在56歳
青桐夏美(享年9歳)現在23歳

となり、青桐夏美が現在の葉崎と年齢が近い。
墓石に名前が彫られた時期によってずれるので、ぴったり重なる可能性は十分ある。

夏美の享年が9歳となっているということは、姓を捨てたのがその時と考えれられ、小一の頃は墓石に名前など彫っていないどころか、兄の転落事件すら起きていないので、普通に青桐夏美として入学し、女子の先頭21番だったと考えれば辻褄が合う。

ということで、葉崎栞は青桐夏美の可能性が高いです!

冬部殺害

次に重要だとされるのは、冬部の行動と殺害現場の状況について。

まず冬部の行動は

どこかに電話をかける。
窓から外へ出て裏庭を回り、別の入口から入って西棟の空き部屋の鍵を開けて入る。

この時、空き部屋の鍵が必要だが、誰でも持ち出すことは可能なため、事前に手に入れていたとする。

冬部は何者かに殺害され、桜の枝を突き立てられる。

状況は、部屋の入口ドアと二つの窓は鍵が閉まっていて、部屋の鍵は、冬部に突き立てられている桜の枝に組紐でからみつけてあった。
冬部は血まみれで仰向けになっていて、防犯ブザーの紐が右手、本体が左手の手元に落ちていて、激しくブザーが鳴っていた。

後の現場検証で、入口のドアノブには誰の指紋も残っておらず、ベッドには桜の花びらがあり、かけ布団の下にまで入り込んでいた。
ブザーの指紋はまだ調べられていなかった。

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密室を作ったのは犯人か冬部か!?

ここでの最大の謎は、密室

密室を作ったと考えられるのは二つのみ。

・犯人が何らかの方法で作った。
・冬部自身が死亡直前に作った。

のどちらかしかない。
ではそれをひとつずつ考えていく。

 

・犯人が何らかの方法で作った。

この場合、外から鍵をかけない限りはまず不可能。
となると、マスターキーを使って閉める方法しかないが、持ち出すことは容易ではない。

わずかだが、考えられる可能性としては、金田一と剣持が部屋に突入した時、犯人はまだ部屋にいた!

そのヒントとなる描写が全くないので、かなりその線は薄そうだが、ひとつだけあるとしたら・・・

トイレの中!
斧田の部屋の現場検証をした時に、今まで出てきてもいなかったトイレについて金田一が少しだけ触れている。

その方法で考えると、犯人の行動は。

冬部を殺害し、部屋の鍵を閉める。
冬部の死亡するまで部屋の中で待つ。
桜の枝を突き刺す。
防犯ブザーを鳴らし、すぐにトイレの中にこもって発見されるのを待つ。
騒ぎがおさまって誰もいなくなったのを見計らって部屋から出る。

となる。

 

・冬部自身が死亡直前に作った。

この場合、冬部は殺害されたあと、すぐに部屋からは出て逃亡していたことになる。

その後、冬部の行動は。

部屋の鍵を閉める。
桜の枝を自分に突き刺す。
防犯ブザーを鳴らす。

という手順になる。

後者の方は、冬部が自分で密室を作って最終的にブザーを鳴らしたとしても、桜の枝を腹部にねじ込むことはさすがに難しいのではないだろうか。
かといって前者は、相当無理があるトリックだし、トイレがあることを知っていた金田一と剣持は、死体発見後に一体何をやっていたのか・・・。

ただ、金田一は「防犯ブザーを鳴らしたのは犯人」「もし鳴らしたのが犯人だとすると・・・」というセリフがあり、あくまで犯人がブザーを鳴らしたという方向で推理をすすめて、そして真相に行き着いている。

ということは、この二択では、前者の「犯人がトイレにずっと隠れていた」という考え方のほうが優勢になる。

ベッドに残った桜の花びらが意味するものは?

花びらは布団の下にまで入り込んでいたことから、一旦は桜の枝を置いて、その上から布団をかけていたと推測できる。
ではなぜそのようなことをしたのか?

それは

「見られては困るから」

見られては困るということは、冬部の他に誰かがいたことが確定する。
ここでの疑問はどちらが先に部屋にいたのか?

・冬部が部屋にいた時に犯人が訪ねてきた。
・犯人が部屋で桜の枝を隠して待っていた。

の二つのパターンが考えられる。
このパターンでひとつずつ考えてみる。

 

・冬部が部屋に居た時に犯人が訪ねてきた。

この場合、冬部があらかじめ部屋の鍵を盗んでおいて、電話で部屋を移動することを犯人へ告げたことになる。

となると、桜の枝を用意したのは冬部自身ということになり、殺される準備を自らしていたことにもなる。

だとすれば、冬部は殺されることを覚悟していたということ。
しかし、仮にもし殺されることを予感し、自分が部屋を移動することを犯人に告げていたとすると、桜の枝をなぜ布団に隠したのか?

それは先にも書いた通り、桜の枝の存在を見られたくないから。
では、なぜ見られると困るのか?

可能性としてあるのは、見られて困るということに直接は結びつかないが、密室を作り、桜を自らに突き刺すことは自分のやることだと決まっていたから。

犯人に殺されることは知っていながら自ら出向くが、あくまで犯人が行うのは殺害のみ。
そこから先の偽装や密室トリックを作るのは冬部自身の役目と考えての行動かもしれない。

 

・犯人が部屋で桜の枝を隠して待っていた。

この場合は、部屋の鍵は犯人が持っていたことになる。

鍵を使って中で待っていた犯人は、桜の枝をベッドに隠しておく。
そして冬部が現れたところで殺害。

犯人が桜の枝を用意していたということは、突き立てたのももちろん犯人だということになる。

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密室トリックの真相は!?

今までのことを踏まえて推理していくと。

桜を用意した者

=桜を突き立てた者

=密室を作った者

となるため

 

・犯人が桜をベッドに隠し、先に空き部屋に行って冬部を殺害し、桜の枝を突きたて、密室を作った後ブザーを鳴らし、トイレに隠れてやり過ごした。
・冬部が空き部屋で桜の枝をベッドに隠し、犯人が訪ねてきて殺害され(犯人逃亡)、密室を作って自ら桜の枝を突き刺し、ブザーを鳴らして力尽きる。

 

の二つ。

これがどれかでも違うと辻褄が合わなくなるのでこの二つしか考えられない。
ではどちらが、真実なのか?

この二つを比較した場合、確実に前者のほうが可能性が高い。
密室はなんとか冬部自身が作れたとしても、桜の枝を自ら突き刺すことは難しいし、その後にブザーを鳴らすことはもっと難しい。

金田一の考えている方向でも、どう考えてもそれしか考えられない。

犯人がブザーを鳴らすと必ず密室の中に閉じ込められる。
なぜ金田一はその方向で考え始めたのか。

それはやはりドアノブに誰の指紋もなかったということでしょう。

剣持は、冬部の死体に突き刺さっている桜の枝を引き抜く時には手袋をしていますが、部屋に入る時には手袋をつけていません。
ということは、剣持や金田一の指紋は残っているはず。

それだけでなく、冬部の指紋だけは必ず残っていないとおかしい。
しかし、指紋はない。

そこから考えるのは、

犯人が後から拭いたから!

それしかない。
そしてそれが可能だということは、死体発見から現場検証が行われる間、現場になった部屋から最後に犯人が出て行ったことを示している。

この剣持の手袋の件がヒントとなり、ブザーの指紋についても解ける。

犯人か冬部のどちらかが鳴らしたはずのブザーには血液らしきものが一切ついていない。
だが、ブザーを鳴らすのは殺害した後でさらに、桜の枝を突き立てた後なわけで、必ず手には血がついているはず。

その血の跡がないことでわかるのは

・全てを素手で行い後から拭き取った。
・枝を指すところまで手袋をしていてブザーを鳴らすときに外した。
・枝を指すところまで素手でおこないブザーを鳴らすときに手袋をつけた。
・全てを手袋を使っておこない後から拭き取った。

のいずれかの行動を取っていたことになる。
これは、どの行動をとったのかは追求する必要がなく、どの方法をとったところで必ず何も残らない。

それはドアノブも同様で、誰の指紋も残っていないということは、手についた血か指紋どちらかが必ず残ってしまうので拭き取ったのだろう。

つまり、現場保存している間に誰の指紋もなくなるということは、やはり密室の中にいた可能性が高いので、前者の。

・犯人が桜をベッドに隠し、先に空き部屋に行って待ち伏せ、冬部を殺害し、桜の枝を突きたて、密室を作った後ブザーを鳴らし、トイレに隠れてやり過ごした。

が濃厚ということだ。

犯人は誰だ!?

密室トリックは、全て犯人の計画だとすると、その中でひとつの疑問が残る。

冬部が部屋を移動したことをどうやって知り、待ち伏せていたのか。

これは金田一も気にしていることだが、犯人が待ち伏せていたということは鍵は犯人が持っていたことになり、冬部は鍵を持っていないことになる。
それなのに冬部は西棟の空き部屋に向かい、殺害されている。

このことが示すのは一つ。

犯人は夜桜亭の従業員

冬部は部屋を出る前にどこかへ電話をかけ「じゃあよろしく」と言って窓のほうへ向かい移動を始める。
相手の従業員は、鍵を開けて部屋の用意をすると言ったはずで、冬部はそのまま部屋に向かえばいいと思い移動したのだろう。

冬部が先に鍵を手に入れていたのだとしたら、電話する理由が見当たらないので、やはり従業員に開けてもらったと考える方が自然。

ということは、犯人は

藍染
北屋敷
敷島
葉崎

の四人に限定される。

そして、最も怪しいとされる人物はもちろん・・・。

葉崎栞

彼女である。

藍染、北屋敷は情報が少なすぎるし、犯人の可能性はあるにしても、この二人のどちらかなら、情報が少なすぎる今の段階で金田一が「謎すべ」を発動するはずがない。
さらに藍染は年齢的に犯行は少し厳しいように感じる。

敷島、葉崎については、大体同じような立場にあるが、やはり決定的になるのは葉崎の出席番号の発言。
冷静さを失ってしまったのか、あの発言は致命的なミス。

「覚えていません」
とだけ言っておけばいいものを・・・。

さらにそれだけではない。

以前の推理記事でも指摘したように、絵東殺害後の事情聴取で葉崎は、絵東がチェックアウトする時に会ったことを話すが、「そこから先は知りません」と言っている。

しかし、この発言も致命的。

絵東は冬部にその日のうちに帰ると告げ、時間的にバスがないことから「タクシーでも呼んでもらって」と言っている。
普通、宿泊施設ではフロントでタクシーを呼んでもらい、ロビーで待つものだし、絵東もそのつもりで言っていると思われる。

それなのに、フロント係の葉崎が、チェックアウトの後のことは知らないなんてことがあるのだろうか?
そこで頼まれなかったとしても「今の時間はバスはもうありませんがどうされますか?」と聞くのが普通だ。

それを、その後のことは知らないなど・・・。

これだけ沢山の要素がある以上は、葉崎が犯人である可能性が非常に高い。

第7話の推理まとめ

ここまでの推理の結果

 

犯人

葉崎栞

 

密室トリック

トイレに隠れていた

 

これしかないと思います。
全く違う線のトリックが出てくる可能性も僅かにはありますが、理詰めで解けると言われている以上、今までの情報で解いていくしかないですし、その全ての情報がそう示しているように思えます。

もうあまり時間もないので、これ以上のことはもう出てこないし、これで決定とします。

長い記事にお付き合い頂きありがとうございました。

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