金田一少年の事件簿 ファイル7 「異人館ホテル殺人事件」②

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金田一少年の事件簿
ファイル7
「異人館ホテル殺人事件」②

前回のあらすじ

「異人館ホテル殺人事件」①

異人館ホテル呪いの言葉.jpg

イベントは中止に!?

劇団の控え室が荒らされ、「赤髭のサンタクロース」の呪いの言葉が残され、最悪の事態を予感した俵田刑事は、劇団長・万代に劇の中止を求める。
しかし、万代は「ここで引きだがったら犯人の思うツボ」「犠牲者が出ないようにするのだ警察の仕事だ」と言って聞かない。

衣装部屋や、舞台裏にも警官を配備する条件をつけ、不破が劇の上演を許可する。
万代は「ジャマされるほど燃えるのよ!」と言って、ますます劇への思い入れを強めていた。

何かを隠している劇団員

劇団男優ピエロ役・榎戸は怯えていた。

本当に脅迫状のとおり殺されるのか?
そんなものはイタズラに決まっていると言う、脚本家兼男優・虹川。

しかし、榎戸はひどく怯えて続ける・・・。

「『赤髭のサンタクロース』って『あの男』でしょ!?」
「やっぱり『あのこと』が関係してるんじゃ・・・?」

それを金田一と俵田に聞かれていたことで舌打ちをし、榎戸を別室に連れて行く虹川。

異人館ホテル虹川.jpg

しばらくすると戻ってきた二人。
さきほどまで同様していた榎戸は、明るい笑顔で「人騒がせなイタズラですよ」と話を終わらせ、舞台の準備があるからと立ち去った。

金田一、美雪、佐木の三人は、脅迫について考えていた。

なぜ「赤髭のサンタクロース」はイベントを中止にしたいのか?
イタズラにしては度が過ぎている。
中止にしたところで何の得があるのか?

脅迫者は本当にイベント中止が目的なのか?

「赤髭のサンタクロース」の名を聞いた時の劇団の奴らの驚き方は普通じゃなかった。
奴らは確実に何かを隠している。

そして恐れている。
もしかしたら本当に殺人がおこるかもしれないと・・・。

名探偵は非常識?

劇団の舞台稽古の様子を見守る金田一と美雪、気が付くと佐木は万代のすぐ近くで、台本を読む万代を背後からビデオ撮影していた。

「私を撮るんじゃない!」

異人館ホテル万代.jpg
突然振り返った万代は、ものすごい形相で先のビデオカメラをはた落とした。

騒ぎを聞いて駆けつけた不破が、どうかしたのか?と聞くと万代は「この男が私を撮ろうとしたのよ!!」と叫んだ。
そのことをきっかけに、三人は少し離れたところで見ることとなった。

舞台稽古は第一幕のラストと二幕にシーン。

劇団「アフロディア」上演ミステリー劇「ナルシスの魔鏡」

この劇は、ある山奥の村にある旧家が舞台。
投手の死後、残った遺族の間でおこる遺産相続争い。
愛憎が交差し、やがて殺人がおこる。

よくある設定の推理ドラマ。

そして場面は花蓮が万代を短剣で刺すシーン。

異人館ホテル花蓮が万代を刺す.jpg

金田一はこれを見て、「本当に刺した!」と驚くが、それは刃がひっこむ作り物の剣。
そして佐木に
「『名探偵』というのは古今東西を問わず、非常識なものですから」
となだめられる。

劇団女優の人間関係

舞台稽古が終わり、花蓮が金田一たちに、さっきの万代の対応について謝りに来た。
聞けば、万代はカメラの類がとても嫌いだから、とっさにあんなことをしてしまったのだという。

そこへ、万代が現れ、「男と見ればすぐにすりよっていく」とイヤミを言う。
弁解しようとする花蓮だが、言いかけたところで、「口答えをするな」と台本を投げつけられる。

異人館ホテル台本投げつけ.jpg
そして、薬の時間だからさっさと用意しろと乱暴に言い放つ。

花蓮は謝り、投げられた台本はどうするのかと聞く。
万代は「こんなもんいらないから捨てろ!一度読めば頭に入る!お前ら凡人と一緒にするんじゃないよ!」と言って立ち去っていく。

花蓮は、普段は優しい方だが舞台前は気がたっているからとだけ言って静かに去った。

万代と花蓮が去ったと同時に劇団女優の辺見魔子が現れる。

異人館ホテル辺見.jpg

辺見は、「万代がシワだらけの顔を撮られて苛立っている」と笑う。
映画をやめて舞台の仕事しかなくなったのも、年おいて醜くたるんだ顔をスクリーンに映されるのが耐えられないんじゃないか?と言う。

その舞台の上でも、華やかな役どころはしだいに若手に奪われ、焦りと苛立ちからますます孤立していっている・・・。

そして、去りながら劇のセリフを残す・・・。

「『誰かが死ぬとしたら今夜ほどおあつらえ向きな夜はない』わね」


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殺人劇の中で起きた殺人

やがて小雪のちらつく中、夜は更けていき、予定通り7時ちょうどに「ミステリーナイト」の幕は開こうとしていた。

ディナーを楽しみながら、舞台ではミステリーナイトの舞台挨拶が、まるで別人のように美人になった辺見によって始まった。

異人館ホテル舞台辺見.jpg
そして、犯人探しイベントの「問題」となる「ミステリー劇」はなにごともなく進行し、やがて劇中で事件がおこる「前編」のラストにさしかかった。

美雪は舞台に夢中、佐木はビデオ撮影、そして金田一は居眠りをしていた。
金田一が目を覚ましたところで、劇のラストにさしかかった。

花蓮がワイングラスに注がれたワインを5つ、カートに乗せて現れる。

万代
「この中の誰かが死ぬとしたら、今夜ほどおあつらえ向きな夜はないわ」

「・・・・この不吉な夜に」

 

「乾杯」

異人館ホテル乾杯.jpg

 

 

 

 

異人館ホテル万代預血.jpg

万代が吐血し床に倒れたところで幕が閉じ、イベントの参加者たちからは拍手が送られた。

今夜は結局なにもおこらなかった。
まさに迫真の演技ですごかった!

と感激する美雪だが・・・。

金田一は気づいていた・・・。

 

「変だぜ!?」

異人館ホテル金田一.jpg

「台本じゃあ毒を飲んで死ぬのは『ピエロ』のはずだ!!」

 

そして、舞台へと警察がなだれ込む!

万代は、舞台の上で血を吐いて倒れたまま息絶えていた。

「赤髭のサンタクロース」の殺人予告は遂行された!


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今回の見所

ついに最初の犠牲者が出ました!

これは単なる毒殺にも思えますが、よくよく考えてみるとなかなか難しい殺人です。
この段階では殺人が行われただけなので、動機や殺害方法などはまだ一切明かされていません。

今のところわかっていることを整理し、今後の推理に活かせるようにまとめておくといいかもしれません。

何を隠しているのか?なぜそうしたのか?どうやって可能にしたのか?

序盤ではそれぞれがバラバラに散らばったそれらのパーツが、終盤に向かうにつれてつながっていいき、解けた時には、一気に全てがひとつにつながります。

それが推理の醍醐味であり最高に楽しい瞬間です!
そのためにも、この段階からわかりやすく整理しておきましょう。

推理のポイント

この時点で、完全に事件の真相まで知ることはできませんが、ある程度の推測は立てることは可能かもしれません。

殺害方法と犯人当ては、この時点では相当難易度は高いですが、専門的なことを知っている方でなら違和感を感じる部分を見つけれるかも。

舞台にいたのは、ワインを飲む万代、辺見、虹川、榎戸、市川の5人。
そして、ワインを運んできたのが花蓮。

犯行が行われた場面を何度も読み返し、見返してみましょう!


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