人形島殺人事件 紅小路巴の胴体消失トリックを解明! ネタバレ注意 金田一少年の事件簿R(リターンズ) 

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人形島殺人事件

伊豆の孤島に訪れたはじめと美雪。
そこで、人形供養祭の参加者、謎の覆面作家三人組・ペルソナドールが次々と殺害された。

最後に発見された紅小路巴はほんの数分の間に胴体が消失。
残された首の覆面を外すと、それは島に訪れるきっかけを作った不動高校社会科教師・朱鷺田忍だった。

そして、現場検証を再び行ったはじめはそこであることに気が付く・・・。

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※この物語はフィクションであり、実在の人物、団体名等とは一切関係ありません。
※以下からの内容はネタバレを含みます。 推理が完了していない方はご注意下さい。
※読まれる方によっては、気分を害される内容が含まれている可能性もあるので閲覧にはご注意下さい。

第8話の最後に、はじめはもう一度あの紅小路の死体を見た小窓を覗きに行きます。
そして、そこで何かに気がつきます。

ここではじめは一体何に気がついたのか?
その答えは、本編中にしっかりと描かれています。

遠近法を使った胴体消失トリック

まず、紅小路の胴体の部分が数分後に消えていたというトリック。

以前にも書いた通り、このトリックはシンプルなもので、朱鷺田の首に紅小路の仮面とカツラを被せて槍に刺しておく。
次に、小窓と首を結ぶ直線上の間に台を使って紅小路の首を切断した身代わり人形を設置。

これら二つを、小窓から覗いた時にちょうど首と胴体がつながっているように見える位置に調整しておく。

人間の大きさと身代わり人形の大きさを比較するとかなりの差があるので、実際の現場ではこの二つはそれなりに距離が離れているため、現場に到着してもすぐにこのことには気がつかない。

駆けつけた時には、首だけが槍に刺さっている紅小路を見て、その衝撃的な光景が目に飛び込んでくるため誰もが気を取られます。
そのどさくさに紛れて身代わり人形が直線上にあることさえ崩してしまえばこのトリックをごまかすことができます。

さらに、後からその部屋で首のない身代わり人形が発見されたとしても、「これもまた見立てだ」と片付けてしまうことでその違和感を消すことも可能で一石二鳥のトリックというわけです。

不審な行動をしたのはただ一人だけ!

この胴体消失トリックの仕掛けはこれで決まりだと思います。
だとすると、、これを仕掛けたのは一体誰なのか?

これは、読者のほとんどの方が気がついた部分だと思いますが、明らかにおかしなことをしてこのトリックの後始末をしていたのは一人しかいません。

星坂花梨

彼女は、現場に駆けつけた時に朱鷺田の生首を見て「先生」と呼び、驚いた拍子に人形が置いてある台ごと倒してしまいます。
さらに首のない身代わり人形が床に落ちているのを発見して知らせるのも彼女。

ここまでくるともう出来すぎているとしか言いようがなく、明らかに彼女はこのトリックの全貌を知っていたとしか思えません。

このタイミングで身代わり人形のほうの位置を変えておけば、小窓を覗いた時に台の上にあったという事実は誰も照明できないのでトリックの証拠としては消えてしまいます。

初めて見たはずの朱鷺田を見て「先生」と言っていたことへの違和感は、過去の関係がどうだったのかという事実がわからない以上はなんとも言えないところ。

しかし、彼女の行動はどう見てもトリックの証拠を隠そうとしていたようにしか見えない。

これまでの流れでも、やたらと出番が多くペルソナドールの代弁者のような役割をしていて、全ての流れを誘導しているようにも見えるので、この事件の犯人は星坂花梨であるということが濃厚になってくる。

だが、この胴体消失トリックはただ遠近法を使って見せて、現場でその配置を変えるとうだけではないようです。

はじめは恐らくそのことに気がついたと思われますが、そうなってくるとまた容疑者として別の人物が浮かび上がってきます。

はじめが気づいたトリックの真相とは!?

胴体消失トリックは、小窓を覗いた時には実際には胴体はなく身代わり人形を遠近法で見せていたというのは間違いないでしょう。

しかし、本編をよく見てみると、このトリックの仕掛けはそれだけではないようです。

はじめが気がついた部分は恐らく人形の配置ではなく、遠近法で錯覚させるための根本的な仕掛けのほうだと思われます。

見る部分は人形供養祭の儀式で最初に死体を発見した時、剣持が覗いていた時。
そして、その時を再現しようと第8話ではじめが覗いていた時。

その小さな小窓はちょうど人間の目だけで覗く程度の開口部になっています。

そして、その小窓には縦に細い格子が入っています。

ここでのポイントは「小窓の格子」

この格子をよく見てみると、少々変わった方法で取り付けられていて、格子の木自体は細いものですがなぜか全て斜めに取り付けられています。

そして最も重要なのはその格子の間隔。

剣持とはじめが覗いた時のコマをよく見てみると、顔に格子の影が映っています。

その影が重要なヒント。

この格子はただ無意味に取り付けられているわけではなく、この格子自体がこのトリックの重要な仕掛けのひとつ。

というよりはこれがトリックの根本となるとも言えます。

その意味は・・・。

見る角度を限定させること

これはどういうことか?

人間の目というのはご存知の通り、両目で見ることによって距離感を感じることができます。
しかし、その逆、片目だけで物を見た場合はその距離感がわかりにくくなります。

それがこのトリックの最大のポイント。

小窓の格子の間隔をはじめが覗いている時の影で見た格子の間隔をよく見ると両目で覗くことができるポイントは限定された二箇所しかなく、その他は全て片目でしか覗くことができません。

しかも、その両目で覗くポイントは離れているために体をスライドさせて両目で連続して位置を変えて覗くことも出来ないわけです。

両目で見てそこにあるものを確認し、少しでも位置をずらして見ようとすれば片目を格子が塞いでしまうために、距離感が掴めないというもの。

恐らくこれが覗いた人間が勘違いする可能性を格段にあげるための重要なポイントだと思われます。

ただ、このトリックの仕掛けが生首と身代わり人形の配置だけでなく、この格子も関係しているとなればまた犯人推理も違った方向へと向かうわけです。

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犯人は単独犯か共犯か?

まず、トリックの証拠隠滅をはかった星坂は事件に大きく関与していることは確定。
あの驚いて人形を倒したことが偶然だとすれば、このトリックはすぐに解明されてしまうので、必ずあの出来事は発生していないといけない。

つまり、星坂は確実にこのトリックの全貌を知っていたことになる。

しかし、なぜ星坂はこの儀式のことや部屋の構造まで詳しく知っているのか?
どうやってこのトリックを仕掛けたのか?

格子の仕掛けが重要だとすれば、星坂が仕掛けることができるのか?

これらの疑問を考えてみると、明らかに星坂単独では難しいことばかり。
ここから考えられることはひとつ。

共犯

一人では難しい上に、島にある建物の構造を利用したり仕掛けたりしているということは、これは島の人物で尚且つこの儀式に深く関係している人物の協力が必要です。

そこで浮上するのはもう一人しかいません。

林堂まこと

島の電話や無線が使えなくなったり、儀式の最中に胴体消失トリックが行われたりと、島の外の者では難しい犯行が多い上に、これらを可能にする人物は彼しかいません。

犯行動機や星坂とまことの関係を知るにはもう少し情報がないとわかりませんが、二人が共犯で犯行を行った可能性はかなり高いです。

しかし、ここでまことが容疑者に上がってくると、逆に星坂の容疑がかなり薄くなります。

彼女は最後の被害者が出るまでは怪しい行動があるだけで特に決定的なことはやらかしてはいません。

唯一最後に朱鷺田を発見した時に証拠隠滅らしき行動をとっていたので関わっていることが濃厚になってしまいました。

ただ、まことがこの事件に関係しているとなると、全てはまこと一人で実行は可能なわけで星坂の役目というのは何もありません。

あそこで身代わり人形を倒したことはただの偶然には思えませんが、他の犯行と結びつくような部分が非常に薄い。

証拠隠滅だけではなく、他の一連の行動を全て誘導しているのも星坂なので、そういった役目だったのかもしれませんがイマイチしっくりきません。

死体をチェーンソーでバラバラにするのも、見立てとして死体を配置するのも、社に放火するのも全てまこと一人で実行可能です。

さらに、星坂はペンを右手で持っている描写があるために左利きの可能性がありますが、毎回見立てに使用する身代わり人形を包丁で切断している黒い影の犯人は右手で包丁を持っています。

これは推理要素として入れるべきではないのかもしれませんが、この影は星坂ではないという推測になってしまいます。

もしかしてこれは、犯人は星坂ではなく林堂まことの単独の犯行なのか・・・!?

まとめ

現段階では二人がどのような関係なのかがはっきり予測できないのでなんとも難しいところなのですが、第8話が終了した時点では急激にまことが怪しくなりました。

もちろん星坂への疑いが薄くなったわけではなく、むしろあの失言と行動によってさらに怪しくなったのは間違いありません。

しかし、どう考えてもあのトリックを星坂一人で準備するというのは難しいですし、そのことがまことたちにバレてしまえば全てが終わりです。

ミッシングリンクは次回で何かのヒントがあるとして、胴体消失トリック真相は格子によって視界を遮り身代わり人形と生首が繋がっているように見えるというもの。
そして、犯人は星坂とまことの共犯、もしくはまことの単独犯ではないかと予測しています。

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