
金田一少年の事件簿R(リターンズ)
ネタバレ感想
第11話
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※この物語はフィクションであり、実在の人物、団体名等とは一切関係ありません。
※以下からの内容はネタバレを含みます。 推理が完了していない方はご注意下さい。
※読まれる方によっては、気分を害される内容が含まれている可能性もあるので閲覧にはご注意下さい。
Contents
内容・あらすじ
「祟り人形」の正体!
この連続殺人の犯人を指摘するはじめ。
そして、これまでの犯行や行動の意味、過去に時田朋江と関係があったことを指摘。
問いただせば案の定言い逃れをしようとする犯人だが、さらなる推理で追い詰めていく。
それでも罪を逃れようと言い訳をし、最後に朱鷺田の死体が発見された時のアリバイを主張。
しかし、そのトリックを全て見破ったはじめは実践してみせる。
最終的に犯人は、自分が犯人であるという証拠がないと言い始めるが・・・。
はじめ
「いいぜ、あんたは犯人でなければ絶対にしない行動をしちまったんだよ!」
はじめの推理
とうとうはじめの推理が発動し、事件の真相が徐々に解き明かされていく。
犯人
祟り人形=星坂花梨
首代堂に火をつけた理由
隣接する納屋に安置してある死体を焼き払うため。
いつきと美雪に焼け跡を調べてもらった結果、死体が骨一本も見つからなかった。
動機
星坂は時田朋江が書いた小説がキッカケで心中に追い込まれた強盗犯の妻の親族で、時田を殺したいほど憎んでいた。
ペルソナドールと紅小路巴が同一人物だと知って近づき、彼女を殺す準備を進めた。
心理誘導
火吐潟島に12年前の事故で亡くなった女の子がいたこと、6年前の心中で亡くなった女の子の人形を毎年供養にくる刑事がいることを調べ上げ、その話を時田にさりげなく話した。
心中してしまった妻子に引け目を感じていた時田はすぐにその話に食いついた。
そして、紅小路巴は人形供養に参加すると同時に、自作自演の「ペルソナドール」の殺害計画を作り、星坂はそれに便乗した。
田中が来たのは偶然だとしても、12年前から続く「祟り人形」の呪いに見立て、自らが抱いていた強い憎しみの動機を目立たせないようにした。
巧妙な一人二役
漢田殺害後に紅小路と星坂が同時に居合わせたことは一度もない。
紅小路が来ていた着物は実は着ぐるみのようなジッパーが背中にあり、短時間で一人二役を演じていた。
実際、星坂は着ぐるみを来ても邪魔にならないような軽装だった。
船で到着した時には同時に居合わせていたため、別の人物だと刷り込まれてしまい、その後一度も同時に居合わせなくても一人二役の発想はできないという心理を利用した。
紅小路の死体消失トリック
真相は視覚トリック。
首とつながっているように見えていた胴体は覗き窓の近くに置いてある小さな人形の胴体。
覗き窓にハマっている仕切り板が、両目で紅小路を見れないような間隔で取り付けられており、覗いた者は実質片目で見せられていた。
一直線上に首と堂が重なる位置に人形の胴体を配置。
遠近感のつかみにくい覗き窓でみると、紅小路の首と堂がつながっているように見えてしまう。
証拠隠滅
少し遅れて堂にかけつけた星坂は、驚いて奥の人形を倒したが、不自然な位置に置かれた首のない身代わり人形を床に落とすことでトリックに気づかれないようにした。
犯人としての証拠
犯人でなければ絶対にしない行動をしてしまっている。
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感想
ついに追い詰めましたね、祟り人形・星坂花梨。
これまでの推理はほぼドンピシャで当たっていました。
納屋の焼け跡の調査については非常にシンプルに考えていいものでしたが、細かく特定するまでは記事にできませんでした。
答えはただ遺体の骨を全て持ち去ったということ。
一人二役やら、胴体消失なんかはもう見たまんまでしたが、他の中途半端な情報によって惑わされることが多く、なんとなく面白さは下降気味・・・。
動機がただ「心中した妻子の親族で憎んでいた」ってものすごく単純なんですが、はじめもそこらへんはまだ調査はしていないのにそこまで断言してもいいものなのか。
結局、まことの妹や剣持が来ていたことはただ利用しただけで、田中くんに関してはただの偶然。
おまけにペルソナドールの中身の二人はエキストラ。
さらに言うと、後に警察に調べられないように焼け跡から死体の骨を持ち去って埋めたとか言ってますが、そんな行動をとることまで普通は推理はできません。
他にも証拠は紅小路の仮面や衣装、チェーンソーや部屋の指紋、殺害現場や死体発見現場の血痕などと警察が調べ上げれば証拠はいくらでも出てくると思いますけどね。
焼け跡をゴソゴソしてる時に見つかりでもしたら、それこそ私が犯人ですと言っているようなものじゃないでしょうかね。
おそらくはじめは、剣持に朱鷺田の首の保管や仮面についても気にしていたので、残る証拠は焼け跡の死体だと考えて調べるように指示したんでしょう。
あとは、島中の電話を使えなくしたり、いつの間にか隙をついて駐在の無線に水をかけたりとちょっと無理がありそうなところもあるかな。
駐在の無線は壊さずに水をかけただけでしたが、これは恐らく剣持の発言で無線の存在を始めて知った星坂が、慌てて先回りしてすぐさま使えないようにする手段として、水をかけるという行動に出たのかもしれません。
ただ、これで壊れなかったら応援を呼ばれておしまいでしたけどね(^^;
そして最後の最も重要な謎解き、星坂が犯人だと確定する証拠です。
はじめは「犯人でなければ絶対にしない行動」と言っていますが、これは行動なのか発言なのか・・・。
この発言だけ聞いても今のところ特にピンとくるものがないのですが。
ここまできておいてうっかりしていましたね。
犯人としての証拠が見当たらない・・・。
これはもう一度読み返す必要がありそうです。
今どこそ!
証拠を掴んだら推理記事をアップします。
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