
金田一少年の事件簿
金田一少年の決死行
第3話
ネタバレ感想
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※以下からの内容はネタバレを含みます。
内容・あらすじ
はじめが殺人現場にいたことを聞いて、かけつける美雪、いつき、佐木。
しかし、心配していた三人をよそに、明るい表情でごはんを食べているはじめ。
李刑事から状況を説明する。
被害者は藤井文香。
もちろんやっていないというはじめと、何かの間違いだという李刑事。
そして、李刑事が追っている別件について聞く。
三日前、キングドラゴンホテルのオーナー・王劉仁が何者かに誘拐された。
王は三か月前にこのさびれていたホテルを買収した富豪。
脅迫状とともに携帯電話が送られて、脅迫状には営業を普段通り続け、身代金を用意しておけと書かれていた。
だが、そもそもその王という男の正体がわからないため、単なる誘拐事件には思えないという李。
秘書の南にも話を聞いたが、王は年齢や出身地、素顔さえも明かしていない。
普段は電話かメールで指示を受けているため会ったこともない。
一応面識はあるが、王はひどい火傷を負ったために、顔を包帯でグルグル巻きにしていたという。
そして、今回の殺害事件のきっかけも、例の携帯電話へかかった一本の電話からだった。
藤井がもし誘拐犯のグループの一人だとしたら、仲間割れの可能性もあるが・・・。
ロビー話し合うはじめ、美雪、いつき。
時間は午前二時。
新館から旧館へ行くには3階の渡り廊下を通るか一旦外へ出るかしかない。
昨夜、部屋に戻ってからの記憶が全くないはじめだが、そのような長い距離を無意識に歩いていくなんてことがあるのか・・・。
部屋にひとりで戻ったはじめは、やはり様子がおかしかった。
ルームサービスで注文していたオムライスをボーイが運んできた。
ボーイはマジックショーに出ていた少年・周龍道。
あのショーのマジックはインチキかと聞くと、少年はそれを認めた。
ということは、自分のめまいも催眠術ではなくただの疲れなのかもしれない。
そして、はじめはボーイに一緒にオムライスを食べようと誘うが、騒いでいるうちにオムライスをひっくり返してしまう。
一方、李刑事は日本から来た四ノ宮と松岡に、出国を許可しないことを告げる。
李がいなくなったところで話している二人。
閉じ込めた二人がもし生きていたら、父親の周平は現在41歳、息子は22歳ということになる。
そして、気になった二人は例のホテルの様子を見に行くことにする。
暗い部屋で話している高遠と巌窟王。
巌窟王は自分をあんな目に合わせた奴らへの復讐に燃え、高遠ははじめが敗北を認めて膝まづかせることを望んでいた。
そして、あの男の殺害計画を実行する。
「他ならぬ、金田一自身にね・・・!」
朝5時、美雪は一本の電話で呼び出される。
李刑事も同じ場所に同じように呼び出されていた。
そこは、旧館の一室。
そして、李の携帯が鳴る。
電話の主は巌窟王。
今から面白いショーが見られるから部屋の奥の窓から外を見るように言われる。
窓の向こうにいるのは、ナイフを持って呆然と立ち尽くすはじめの姿が。
そしてその先には、気を失って椅子に拘束されている明智警視。
ゆっくりと明智のほうへと歩いていくはじめ。
そして・・・。
美雪と李の見ている目の前で、明智の左胸にナイフを深く突き刺した。
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感想
この話でもっとも衝撃的な事件が発生!
まさかのはじめが明智を殺害する場面です。
しかも、目撃者は李と美雪。
これは言い逃れのできない状況での殺害となってしまいます。
しかし、この状況を見てもわかる通り、どう見ても違和感を感じる部分はあるとは思います。
詳細がわからない方は原作コミックスのほうを購入して見てみてください。
もちろん、ドラマやアニメのほうでもやってるのでわかるとは思いますが。
そんなわけないだろというシーンですし、おかしいとしか言いようのない状況です。
ただ、それがわかったからと言って解けないのがこの事件のもどかしいところ。
何かのトリックにせよ、はじめ意外には容疑者がいないのは確実で、しかも思いっきり明智を刺しています。
描写自体も衝撃的ですが、明智が本当に刺されたのか?はじめが刺したのか?
謎だらけで最も印象に残る場面となる一話です。
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