「蟻地獄壕殺人事件」第9話 金田一少年の事件簿【ネタバレ・内容・推理】

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前回までのあらすじ

「蟻地獄壕」で起きた二つの殺人事件の捜査を進めた金田一は、事件の裏にいる「地獄の傀儡師」高遠が犯人に与えた「殺人プロトコル」こそ、、事件を解く鍵であると推理した。
そして第二夜、祝木を殺害しにきた犯人を待ち伏せた金田一は、その正体が舞谷かえでであることを明らかにする。
しかし舞谷は第二の事件のアリバイを主張する。
金田一少年の事件簿Rリターンズ「蟻地獄壕殺人事件」第8話
明らかになった「蟻地獄」の正体!!
その鉄壁のアリバイを崩せ!!

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※以下の内容はネタバレを含みます

内容


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死体をわざわざ運んだことも「殺人プロトコル」のうちのひとつ。
バイタルが停止したのが10:26~10:30の間、だとすると殺人が行われたのはその5分間。
それから西4のホールで彩世の死体を発見するまで10分とかかったいない。
東側の彩世の部屋から西4まではかなり距離があり、駆けつけたメンバーと鉢合わせることなく、女性一人の力で、そんな短時間で死体を運ぶのは少し無理があるのではないか?
しかし、それは簡単なトリックで可能にできる。
バイタルサインを測定するリストバンドは5分おきにデータをパソコンに転送している。
その5分間を犯人は最大限に利用した。
測定の合間の5分間のスキにターゲットを殺したあと、その右手からリストバンドを素早く取外し、自分の左手につける。

こんな風にね・・・!!

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こうすればバイタルサインが何事もなく馬江田教授のパソコンに転送され続ける。
すでに死んでいる人間がまるで生きているかのようにデータ上で偽造することができる。
つまり、馬江田教授が異常に気がついたあの時間よりもずっと前に彩世は殺害されていた可能性が高い。
恐らく余裕を持って30分くらい前に殺されていたのだろう。

だが、どうして・・・何故そこまでして死体を運び出す必要があったのか?
それは・・・
それが今回最も必要な「手順」のひとつだったから。
不可能犯罪を可能にする、一番重要な「殺人プロトコル」!!

それでもしらばっくれる舞谷。
どんなに御託を並べても、華形を殺害することが不可能だったという事実は全く変わらない。
あの時西4の内側二箇所には鍵がかかっていて、西6を含めた先のエリアは密室状態だった。
西棟の端の部屋に居のにどうやったら出入りできるのか?と主張する。

金田一
「・・・いや、あんたはずっといたんだよ」

「あの密室エリアの中にね!!」

あそこにはどこにも隠れるような場所はないはず。
強いて言えば西4と西6の間にある横道だが、あんな奥行の浅いところにいたらすぐに見つかってしまうはず。

しかし、舞谷が隠れていた場所はそんなところではない。
もっと堂々とみんなの前にいた。

「一人目の犠牲者」

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「彩世泉の死体のフリをしてね!!」

舞谷は背格好もかなり彩世に近い。
だからベージュの服を着ていた彩世の死体に化けるには、あらかじめ用意してあった同じベージュの服を着てカツラをかぶるだけでよかった。
さらに好都合なことに、あやよの無残な死体には彼女の部屋にあった同じベージュの毛布がかけられた。
よほどのことがない限り、死体をジロジロ眺める奴はそうはいない。
まして、隣のホールで新しい死体がでたとなれば、なおさら注目はそちらに集中する。
あの時、華形の死体を見つけた祝木と蜂倉が急いで西4の鍵を開け、合流したメンバーは案の定、死体をちらっと見ただけで、すぐに西6に向かった。
死体のフリをしていた、メンバーをやり過ごした舞谷は、西4から西1へ向かう途中にある横道に押し込んでいた本物の彩世の死体を引きずり出して、元の西4の場所に寝かせた。
全員がバラバラの色の服を着せられていた最大の理由は、服の色=人物という刷り込みを全員に仕込むことで、一時的に死体になりすますためだった。
そして、この手順を最後の標的、祝木殺害にも使おうとした。
仲間の二人が立て続けに殺されればさすがに祝木さんだって狙われてると気づく。
今回は金田一彩世の死体のフリをして密室の内側から奴を狙った。
そして金田一も舞谷の真似をし、はな方の死体のフリをして、西6で舞谷を待ち伏せしていた。
恐らく舞谷は密室状態で祝木を自殺に見せかけて殺すことで、全ての罪を祝木になすりつけるつもりだったのだろう。
しかし、祝木の件はともかく、華形の死体発見時には西4は西6への通り道。
死体にすりかわるのを誰かに見られるリスクが高すぎるのではないのか?
そのことも、死体にすり替わるところを見られないように巧妙に仕組まれていた。
異変があったことに最初に気が付くのは、バイタルサインを管理している馬江田教授。
次に華形の隣の部屋で、教授の研究に協力しているいつきに連絡が行く。
いつきも馬江田教授も閉じ込められているとわかると次は金田一に連絡が入る。
つまり、あちこちにかけられた鍵を開けてもらううちに、全員をひとつの集団にまとめていたのだ。
あの時、一見ランダムにかけられていた鍵の本当の意味は、メンバーをひとつの集団にまとめて、西6に向かわせるための「操り糸」だったのだ!
メンバーは犯人の思惑通りに一団となった集団にはただ一人除かれていた。
それは、引きこもっていた司。
もちろん、司にも性質にあった役割が与えられていて、部屋をあまり出ない「引きこもり」役だった。
犯行のため、頻繁に部屋を出入りしなきゃならない舞谷は、隣が引きこもりなら好都合。
だが、そうは言っても相手は人間であり、何かの気まぐれでフラフラ出てくる可能性もある。
そこで、華形殺害時に、舞谷は念のため保険をかけておいた。
金田一と美雪が調査した上では、西2の司の部屋に通じる扉にも、ホール側からしか開閉できない鍵があることを確認していた。
仕組みを調べるために、金田一が色々と触って確認したのだが、その後、そのドアノブに付着している指紋を採取した金田一。
その指紋は綺麗にくっきりと残っていた。
ところが、鍵の取っ手の部分についた金田一の指紋は、どういうわけか一部が消えていた。

そう、まるで今舞谷がつけているそのゴム手袋で触ったかのように!
あの時、司が部屋から出てくるのを警戒しないといけない人物。
それは彼女の隣人であり、殺人手順を実行に移していた舞谷以外いないのではないか?

さて・・・
「蟻地獄」もだいぶ追い込まれましたね

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・・・だがまだ決め手に少し欠けるようですよ?金田一くん

金田一の行っていることは全て机上の空論。
自分にできるというだけで証拠ではない。
犯人だという動かしがたい証拠はあるのか?

そう言って、逃れようとする舞谷だが・・・。

「残念ながらあるよ!」

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「全てのヒントは皮肉なことに「殺人プロトコル」の中にあったのさ!」

「蟻地獄」を討つ最後の証拠とは!!


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感想

そろそろ終盤にさしかかってきましたが。
な、な、なんと!!
解決編公開直前に、ギリギリで書いた推理の一部
・西2に鍵をかけた
・金田一と舞谷が隠れた場所
・華形殺害時にあちこちに鍵をかけた理由
は当たってました!
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惜しかったのは、死体を移動していたことをはっきりさせられなかったことですね。
やっぱり死体と一緒に入るのはおかしいですし、さすがに膨らみでばれそうですからね。
その違和感だけはあたってたということで・・・・(^_^;)
死体をあのくぼみに隠すことには気がつかなかった・・・悔しい。
西2の司の部屋側を閉めるところまでわかっていたのだから、もう少ししっかり考えていたらそこまでとけていたのかもしれない。
さらに、毛布をかけたことが偶然だったことも、納得。
そこだけは、おかしいと思ってた部分だったのですっきりしました。
つまり、正解は、「彩世の死体のフリをする」であり、「毛布の中に隠れる」は厳密に言えば不正解だったわけですね。
そうすると、おのずとバラバラだった点がひとつにつながり、線になってくるのがわかりますね。
気になっていたことのひとつ、凶器が毎回変わることと、彩世の死体にだけ刃物が刺さっていなかった理由はそーゆーことだったわけですね。
元々は毛布をかける予定はなかったわけで、舞谷が彩世の死体のフリをする予定だったので、刃物を最初から抜いていたということのようです。
そのトリックなら、確かに、奇想天外、大胆不敵というにはふさわしいトリックかなと納得できました。
「毛布の中に隠れる」ではイマイチしっくりこなかったし、それを大胆不敵と呼ぶにはしょぼすぎるなと思っていたので・・・。
最後の場面で、「動かぬ証拠はない・・・」という舞谷の前フリがあり、金田一の「皮肉なことに『殺人プロトコル』の中に・・・」で終わったので、恐らく次回はいよいよバイタルサインの話になりそう。
動かぬ証拠、殺人プロトコルの中、と言えばそれくらいしかないですからね。
しかし・・・高遠・・・舞谷・・・・。
君たちはバカなのですか?ww
舞谷は高遠からトリックを教えられている立場ではありますが、自分だったらこのトリックを教えられた時に、「記録でバレるくない?これ」って突っ込みますけどねえww
けどまあ舞谷はまだそこに気が付くだけの洞察力がなかっただけとして・・・。
高遠・・・「まだ決め手に欠けるようですよ」なんて言ってるってことは・・・。
まさかそのことに気がついていないの!!?
だとしたら逆にびっくりなんですけどww
うっかりミスしたとか、犯人しか知りえないことを口走ったどころの騒ぎではなくて、このトリック自体が最初から不完全なものだっただけにしか思えない。
高遠って実はたいしたことないのかな?ww


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