金田一少年の事件簿Rリターンズ「蟻地獄壕殺人事件」第10話 証拠はやはりアレだった!!【ネタバレ・感想】

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前回のあらすじ

「蟻地獄豪」起こった連続殺人事件の捜査を進めた金田一は、事件の裏にいる「地獄の傀儡師」高遠が犯人に与えた「殺人プロトコル」こそが事件を解く鍵であると推理した。
そして第二夜、祝木を殺害しに来た犯人を待ち伏せすると、舞谷かえでが現れた!
金田一は巧妙なアリバイトリックを明らかにするが、舞谷は決め手となる証拠がないと主張する。
それに対し、金田一は決定的な証拠は「殺人プロトコル」の中にあるというが・・・。
蟻地獄のアリバイを崩す金田一の捉えた証拠とは!?


「蟻地獄壕殺人事件」第9話 金田一少年の事件簿

※以下からの内容はネタバレを含みます

内容・ネタバレ

犯人が仕組んだ手順の中から、動かしがたい物的証拠が出てきた。
それは舞谷以外に犯人はありえないという証拠とは?

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舞谷は盗聴していた?

舞谷は殺人を犯したあと、自由に行動するために、様々な細工をし、各個室と大広間に付けられたインターホン。
部屋にある固定型のものとは別に、馬江田教授が持っている無線の子機のようなものを持っていたのではないか?
それを使って馬江田教授と金田一たいのやりとりを盗聴して動きを把握していたのではないか?
しかし、それはもう用済みだから処分しているだろうというところまで推理する金田一。


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証拠はやはりアレだった!!

舞谷は、犯行後に被害者のリストバンドを外し、自分につけることで、生きているかのようにバイタルを偽装した。

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実際にそれを行ったかどうかはわからない、と言い逃れする舞谷だが、馬江田教授のパソコンの中の、全員のバイタルデータを検証し、二つの殺人のどちらも、殺害される直前の舞谷と被害者のデータがぴったり一致していることを暴かれる。
一見すると、どれも似たような数値に見えるが、人間の指紋と同じで、その時の脈拍、体温、呼吸はどれをとっても同じではない。
つまり、そのデータが舞谷が犯人である動かぬ証拠となる。

 

祝木、華形、彩世の犯した罪とは?

沖縄で事故死したとされる草凪蓮。
その時にライブでネットにアップした動画を全員に見せる舞谷。
遠くで泳ぐ草薙を撮影しているが、様子が急変し、沈んでいく草凪。
草凪は「助けてくれ!」と叫ぶが、その焦っている姿を見ながら笑っている三人。

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ある程度沈んだところでボートで助けに行こうとするが、エンジンがかからない。
焦る三人だが、とにかく動画を消せという声がしたところで終わっている。

その時に一体何がおこっていたのか?
三人はちょっとした悪ふざけのつもりでイタズラを考え、水泳が得意だった草凪のライフジャケットの中身を高分子吸水ポリマーに入れ替えて泳がせていた。
高分子吸水ポリマーは水を吸うと約50倍の重さになり、どんな泳ぎの得意な者でも溺れてしまう。

つまり、草凪蓮は、事故死したのではなく、祝木、華形、彩世の三人がおこなったイタズラが原因で、命を落としてしまっていた。

 

 

三人はなぜ草凪にイタズラしたのか?

沖縄旅行で酒を飲んでいた三人。
彩世は草凪にフラレたことでひどく荒れていた。
祝木の話では、誰かと付き合っているという噂があり、金持ちでルックスもよくて頭も切れる草凪だから女の一人くらいいるだろうという。
彩世は勇気を出して告白したのに、考えようともせずにその場でフラレたことが悔しくて恥をかかせてやらないと気が済まないと言って荒れている。
草凪は就職も大手銀行に簡単に決まり、数年後には父親の会社を継ぐことになっているらしく、ランク違い、不公平、点は二物も三物も与えていると言って僻む祝木。

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とにかく、恥をかかせてやりたい彩世!なんとかできないかと祝木と華形に言う。
そこで、草凪が泳ぎが得意だったという話から、泊まっている民宿の倉庫に高分子吸水ポリマーが置いてあるのを見た祝木が、ライフジャケットの中身と入れ替えるイタズラを思いついた。

 

犯行を認めた舞谷の語った意外な真実とは!!

「人殺し・・・」とつぶやく舞谷に対し、「二人も殺したお前に言われたくない、こっちは一人過失で死なせただけだ」そう祝木が言うのだが・・・。
舞谷は・・・

「一人じゃないわ・・・!」

「二人よ・・・!!」

「あの時あたしのお腹には蓮の子供がいた・・・!」

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「その子の命もあんた達が奪ったのよ!!」

悲劇は悲劇を呼ぶ、復讐者が語る悲しき過去とは?


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推理・感想

舞谷が盗聴?

これはどうなんでしょうかねえ?
なんだか後から付け加えた感があるのは気のせいでしょうか?
自分は気がつきませんでしたがもしかしたらどこかで矛盾が生じるか、辻褄が合わない部分があって追加した事項のように思えてならない。
動かしがたい証拠を暴露するはずだったのに、急に無線機がどうのこうの言い出したので、ちょっと戸惑いましたし、結局最後には、それはもう処分しているだろうから・・・ってだったら今その話するなよ・・・って普通なら思いますよね?
この話は必要だったのかどうかよくわかりませんね(^_^;)

 

舞谷が証拠を残した意味は!?

まあこれは当然のようにバイタルが一致が一致しているデータが残っていることでしたね。
前回の最後に「証拠がない!」っと舞谷が行っているのは完全なる前フリでしたw
なんだかわざわざそこへ話を持っていっているようで笑えますが・・・。
この程度のトリックはちょっとどうなのでしょうか(^_^;)
先に処分するつもりだったが先に金田一に見つかってしまった・・・とのことですが、それってどうなんでしょうかね?
見つかる前に処分するつもりだった・・・と言っていますが・・・
でも、これじゃあ全然完全犯罪になっていないし、トリックの中に、証拠隠滅まで含まれていないせいで、かなり安っぽいトリックに感じてしまいます。
これを高遠が考えて舞谷に提供したとすると、完全に欠陥商品ですよw
自分ならクレームの電話かけますね!
「ちょっと!どうなってるんですか!?金田一君に先にパソコン見られたじゃないですか!?」
ってねw
でもその前に馬江田教授が常時見ているんですがねw
今までの作品でよくあった、王道パターンでは、証拠隠滅したいが、それだけを盗むか壊すかするとバレバレだから部屋中を滅茶苦茶にして、ついでに証拠隠滅、ってのが多く用いられていましたが・・・。
今回もなぜそうしなかったのか?
それは、

証拠でもあり、アリバイでもあるから!
ですね!
金田一が説明しているように、今回の二つの殺人の手順の中に、バイタルを利用した、ちょっとした時間差トリックを使っていました。
しかし、そのトリックを使用すれば必ず証拠が残る・・・といった、アリバイと証拠が背中合わせの対になっているため、最後のターゲットである祝木も同様のトリックを使う予定だったため、まだバイタル測定とPCが必要なので、処分しなかったと考えられる。
つまりこのトリックでは、三つの犯行を成立させるまでの間に、常時監視している馬江田教授に、バイタルの一致をいつ見つかってもおかしくないというヒヤヒヤものの不完全トリック
まあ、実際は嘘の研究なので馬江田はデータをじっくり見たりはしない、という前提だったのかもしれませんね。
あーあ、舞谷さん・・・高遠が金田一を呼んでいなければ見つからなかったのかもしれないのにね・・・。

 

祝木、華形、彩世の罪は重い

殺されて当然!とまでは言い過ぎで、どんな人間でも命を奪うことは許されないのでそのようなことは思ってはいけません!
しかし、これはさすがに恨まれて当然です!
イタズラにしてはやりすぎだし、軽い気持ちで実行に移してるのが悪い。
祝木がまずたいして知識もなく、万が一の対策も立てずに実行したこと、そして華形はそれを止めなかった。
そして、このイタズラのきっかけを作っている彩世。
好きだった人にフラれて恥をかかせたい?
だから何かしてやりたい?
全然理解できませんね~。
フラれたからといって後からそんなこと考えるもんですかね?
ほんとに好きだったの?
ついこの前まで好きだった人をそんな風には思わないと思うのだけど・・・。
それに、酒の勢いでそんなことを口走ったにしても、イタズラを実行するまでにも、「やっぱりやめよう・・・」と考え直す時間もあるわけだしさ。
おまけにイタズラしている最中も動画を撮っているのは彩世でゲラゲラ笑っている・・・。
ちょっと引きますね・・・。
こんなもの見たら誰だって怒り狂うのは当然。
漫画の中の話と言えども、この行為は許せないですね!

 

舞谷の犯行動機は?

今回の話の最後の場面からわかるように、動機は、最愛の彼氏と生まれてくるはずだった我が子の命を、ほんのくだらない出来心で奪った三人への復讐。ということになりそうです。
しかしこの最後の場面・・・見ていて悲しくなりました。
どんな理由があっても人を殺すことは許されませんが、これはいくらなんでもかわいそうです。
祝木、華形、彩世のしたことは許せませんね!
次の話でもっと泣けそうな話が出てきそうですが、もうこれだけでも十分なくらいです。
前回の狐火流しもそうでしたが、今回の蟻地獄壕も、事件に関する内容は別として、題材としているストーリーはとてもいいですね。
ただの殺人鬼と推理ゲームではなく、ちゃんと人間としての悲しみや憎しみがしっかり描かれていて、そのへんも知りたくなり、読み応えがあります。
トリックのほとんどは暴かれて、犯行も認めた舞谷ですが、次回が最終話。
舞谷が語る過去、草凪との関係、そして抱いてきた思いとは一体どのようなものなのか。
楽しみにしています。


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