犯人やりたい放題!取り逃がす!青森県警が無能すぎる!!

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金田一少年の事件簿
ファイル②
異人館村殺人事件


県警もかけつけ、村全体で次々と起こる殺人事件と、六人の館の主が隠し続けていた忌まわしい過去。 金田一がその謎と、トリックを暴いていき、真犯人を追い詰めるのだが。 県警が村に入った後からも、殺人事件は立て続けに起こり、県警は何一つ解決してくれない。

※この物語はフィクションであり、実在の人物、団体名等とは一切関係ありません。

※以下からの内容はネタバレを含みます。 推理が官僚していない方はご注意下さい。
また、読まれる方によっては、気分を害される内容が含まれている可能性もあるので閲覧にはご注意下さい。

俵田刑事の仕事ぶり

第一の殺人で、時田若葉の死体が発見された後に、青森県警が到着し、初の俵田刑事が登場。

しかし、この俵田刑事、現場検証を終えて、村の住人に事情聴取するのだが、その大事な調査を「形式上のもの・・・犯人は失踪している兜霧子」といきなり決めつけている。

ただ決めつけているだけならまだしも、指名手配しているというから、とんだ早とちりぶり。

後に、一色寅男の死体が発見され、今度は「動機があるから」という理由だけで、一色殺しの犯人は草薙だと言って逮捕しようとする。

殺人事件の調査は、慎重に、且つ迅速に、だが、ろくに調査もせずに犯人を決めつけてしまうのは危険な考え。

そういった早とちりな判断は、仮に真犯人が別にいた場合に、真犯人は容疑者リストから除外されてしまい、新たな惨劇を生むことになる。

それを県警が予測できないところが非常に頭カチカチ。


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この時点では、金田一を素人の邪魔者扱いするが、警視庁の剣持のひとことにより、金田一を捜査に協力させることとなる。

そして、その後も当然のように俵田の予想は外れ、次々と殺人が起きるのだが。

時田若葉の事件以外はほとんど関与してこなくなり、金田一にただ情報を与える連絡係のような存在になってしまっている。

「実は以外な事実がわかったんだ」とか「新たにこんなものが発見された」など、少しは金田一のわからない方向で独自の情報を持ってきてほしかった。

 

俵田刑事がこの事件で金田一へ持ってきた情報は

・教会の死体が、指紋、血液、DNAの鑑定結果から、時田若葉だと確定

・兜霧子が高2(これは金田一が俵田の手帳を勝手に見ただけ)

・時田若葉の死亡推定時刻と殺害方法

・一色寅男の死亡推定時刻と殺害方法

・教会には秘密の通路もからくりもないという事実

・兜霧子の死体の状況、死亡推定時刻

と、たったこれだけで、何も新しい情報は持ってこず、誰でも伝えられることが可能な情報を金田一に与えているだけで、まさにただの連絡がかり。

殺人事件の捜査というのは、現場検証やら、関係者の素性や人間関係、各館の家宅捜索など、何から何まで徹底的に調べ上げるのが警察の仕事なのではないのか?

俵田刑事は熱かった!

しかし、そんなポンコツにも見える俵田刑事だが、性格は熱血で、彼は彼なりに一生懸命やっていたのでしょう。

塔の館が炎上した時、美雪を助けるために、燃え盛る館に迷わず飛び込んでいく金田一。

そしてそれに続く小田切。 一緒にその場にいた俵田刑事は、躊躇しつつも「日本警察をなめるな」と誰に言っているのかわからないセリフを叫び、二人の後に続いて、炎の中に飛び込んでいく姿は、その言葉通り、警察の意地を感じる。

 

こういった場合、職務上では、二次災害を考えて、助けに入る人間を止め、指揮を務める自分が危険をおかすような行動をとることはゆるされないはずだが、「そんなものは関係ない!」と言わんばかりに飛び込んでいく姿は、ちょっと見直すところ。

そして最後に、重症を負っている金田一に気づき、自分が背中に担いで走っている姿は少し感動する。

金田一と同じように重症を負っている連城は部下の警官に担がせて、金田一は自ら進んで自分が担いでいるところをみると、大げさかもしれないが、俵田刑事は、

「金田一が事件解決に大きく貢献してくれた・・・俺はなんの役にも立てなかった・・・せめてこれくらいは役に立たせろ、お前の命は俺が必ず救ってやる!」

といった俵田刑事特有の意地を見せた姿にも見える。


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県警は何をしていた?

この事件の全貌を通して見ても、謎は全て金田一が解明している。

 

第一の殺人が起こった時点で、県警は到着しているのだが、その後も殺人は行われ、最後にはまさかの関係者全員死亡という結末を迎える。

時田若葉殺しでは、わかりやすいところにあったトリックのヒントを見逃し、隙をついて一色を殺害され冷蔵庫に詰められ、草薙が殺され、兜霧子の死体が鎧の中に収納され、そして塔の館が燃やされ・・・一体県警は何をしていたのだろうか?

教会に残されたヒントもあそこまであからさまにあれば、現場検証で普通は気づくはずなのだが・・・。

そして、第一の殺人が起きた時点で、村は厳重警備され、人の出入りや行動は監視される。

さらにもう一人殺されたとなると、もう村人は自宅からは出されてどこかに集められ、監視と警備のもとでしばらく待機してもらうのが普通。

結局最後まで、各館、教会は入り放題、どこへでも行き放題の状態だったがために起きて連続殺人だったと言える。

村にあった大麻畑も金田一が発見しているし、ミイラの調査をしたのも金田一、小田切が六星だと見抜いたのも金田一。

そして最後には、県警がいる前で金田一が真犯人とトリック、そして小田切の正体を暴いたのにも関わらず、人質を取られた上に取り逃がし、最後には関係者は全員死亡し、一般人である金田一に重症を追わせてしまう。

県警が到着してからこのようなことが起こって、俵田刑事の職務上の立場として大丈夫なのだろうか(^_^;)普通ならクビレベル

県警は人で不足か?

事件後に金田一の見舞いに来た俵田が色々と事件について教えてくれるのだが。

連城久彦が重症ののちに死亡し、発見された日記から、小田切が怪しいと以前から気づいていたことがわかるが、なぜそれを県警は聴取できていなかったのか。

しかも、連城は、小田切が教会の十字架に細工しているところを目撃していたため、連城からその情報を得ることができていたならば、もっと早くに事件は解決していただろう。

あの落下した十字架には七人目のミイラのメッセージが残されており、それを小田切が細工していたとなると、決定的な要素になっていた。

 

そして、教会のベッドと若葉のドレスから、時田若葉のものとは別に、兜霧子の血液が発見されたようだが、なぜをれを初動捜査で発見できなかったのだろうか。

さらに、教会の裏手の墓地から、犯行に使用した凶器や痛いの一部が発見されたとも言っているが、それもなぜ見つけられなかったのか?

本編では、警官が数人(二人程度)しか登場する場面がないがもしかして、六角村に派遣されたのは俵田を含めた三人だけだったとか?

憎めない俵田刑事

一般的な考えで言えば、全てにおいて県警の失態を露呈してしまったこの事件だが、この事件のインパクトも強く、多少荒削りな部分は多いが、今後も登場する俵田刑事や剣持警部のキャラ設定、推理の進め方など、今後の金田一少年の事件簿シリーズの形を作る名作には間違いない。

ツッコミどころは満載だが、後にも登場する俵田刑事の熱い性格を描いた作品となっていて、しっかり読めば読むほど、俵田刑事がお茶目で人情に熱い人間に見えてくる。

憎めないキャラに仕上がっていて、青森県警、俵田孝太郎に愛着がわく一作だ。


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コメント

  1. ポワロの一ファン より:

    「青森県警が無能すぎる!!」
    金田一が推理で小田切を犯人であることを暴いた後、殺人者としての本性を露わにした小田切が壁に掛けてあった猟銃で美雪を人質にしたシーンもそうですね。

    日本における猟銃は通常、鍵が掛かる据え付け型のロッカーに保管するよう、法令で定められており、銃本体と弾丸も別個に保管しなければならないはずです。なのに小田切が手にした猟銃は弾丸がすでに込められていて、その銃で兜霧子の父親を射殺、金田一にも重傷を負わせていますね。

    これって猟銃の管理が全然なっていない訳で、所持許可を出した青森の公安委員会にとって大失態だと思います。

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