扉が復活!!小田切は何故ウインチを使ったのか!?

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金田一少年の事件簿
ファイル②
異人館村殺人事件


※この物語はフィクションであり、実在の人物、団体名等とは一切関係ありません。

※以下からの内容はネタバレを含みます。 推理が完了していない方はご注意下さい。

※読まれる方によっては、気分を害される内容が含まれている可能性もあるので閲覧にはご注意下さい。

扉の復活

第一の事件で、教会の鐘が鳴ったことにより、異変に気づいた金田一たちは、若葉がとじこもっている教会へ向かう。

しかし、唯一の入口である正面の扉は中から鍵がかかっていて開かない。


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そこへ、小田切が駆けつけ、車のウインチを使って引っ張り、無理矢理扉を破壊して開けるのだが。

この時に、教会で唯一の入口の扉を、確実に変形させて破壊したはずなのに、異人館村殺人事件⑦の表紙、1ページ目全面を使って、金田一が教会の扉を開けているところが描かれている。

見る限り、応急処置的な修繕をしたわけではなく、完全復活しているから驚きだ。

 

これはどう見てもこの時に開けている場面で、次のコマでも、美雪の後ろに破壊されたはずの扉が描かれている。

見た目ではかなり丈夫そうな作りで、恐らく金属製のものと思われるが、この扉をわずかな時間で修理したのだろうか?

他の件でもそうなのだが、扉は修理されるし立ち入り禁止にすらなっておらず、現場保存というものをしないのだろうか・・・。

扉はなぜ外れた?

そして、扉を破壊した場面に戻って欲しい。

正確にはこの扉にかけられているのは「鍵」ではなく「閂」。

 

閂は先ほどの扉が復活している場面で、はっきりと描かれている。

その長さも、太さも見るからに丈夫そうなのだが。

 

あのような閂がかけられていれば、ウインチで引っ張ったくらいでは破壊して開けられるとは思えない。

実際には扉ごと外れたことによって中に入れるようになったのだが。

 

その場面を見ると、ウインチのフックを取っ手にかけて引っ張っている。

最初は扉が変形しながら、取っ手の付け根にもヒビが入っているが、最終的には扉が外れている。

 

これはどうなのだろうか?

この場合、まず普通に考えれば、取っ手が外れて扉を開けることができなくなり・・・。

全員「あ・・・・」

となるのがオチだと思うのだが・・・。

 

この方法で無理矢理開けるとなると、閂と扉が変形するまで引っ張り、閂が抜けるところまで曲げ、さらに反対側の蝶番も破壊するほどの力で引っ張らなければならない。

だが、どう考えてもこれだと、絶対に取っ手が最初に破壊されてしまうはずだ。

小田切は墓穴を掘った!?

とここで思うことが。

 

そうなんですよね!

 

この場面、取っ手が破壊されても別に良かったわけです。

外からはどうやっても開かないってだけで、トリック的には何の問題もないので無理に開ける必要もなかった。

 

となると、この扉を開けるために、ウインチを使用する必要はなく、小田切はわざわざ金田一にヒントを与えてしまっているだけの行動になる。

別にすぐに開けなくても、密室は成立しているし、「どうしよう・・・開かない」で別に良かったはず。

この小田切の行動は、そう考えると完全に謎である。

 

一同
「開かない・・・どうしよう」

金田一
「そうだ!天窓だ!」

「屋根に上って天窓から中の様子を見てみよう!」

首のない死体発見!!

警察を呼ぶ!

密室を確認したあとで、特殊工具で解放し、現場を確認。

 

が自然な流れなはずだし、そのほうが警察にも完全な密室だと確認してもらうことができる。

※補足※時田若葉の死体発見後に県警が現場に到着した時には扉はすでに破壊されており、完全な密室だった!と言っている金田一の証言しかなく、県警は実際には密室を1度も確認していない。


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小田切が開けたかった理由

実は小田切には、トリックのヒントになるようなウインチを出してきてまで、中に入りたかった理由があったのだ!

ここでもし

 

「開かない、天窓から覗いてみよう!」

死体発見!

「警察を呼んで開けてもらおう!」

 

となっていたら、小田切は非常にまずかった。

それは、仮にもし、警察が来るまで教会に入れなかった場合、警察が現場に来るまでの間に、兜霧子と時田若葉の死体を入れ替えることがだきないからだ。

そのため、後から死体を元に戻さないといけない小田切としては、なんとしてもこの扉はすぐに開けておきたかったということになる。

だとすると、もしあの扉が開かず、取っ手だけが取れてしまっていたらどうしていたのだろうか(笑)

取っ手が外れる。

 

小田切
「な、なに~っ…!!マジでか!!てかやべーじゃんこれ!!」

 

ってなってたのかと思うと笑える。

死体の入れ替え

これを書いていてさらにもうひとつ疑問が浮かんだ。

扉が復活していることはただの描写ミスだとして。

この記事での今までの疑問を整理する。

 

密室殺人を行っただけなら、小田切はウインチを使ってまで開ける必要はなかったはず。

しかし、教会のベッドの上に横たわっている兜霧子の死体と時田若葉の死体を後から入れ替える必要があるのでなんとしても扉は開けておきたかった。

ということなのだが…。

 

そもそも、死体を再び入れ替える必要があったのだろうか?

教会には兜霧子の死体、時計の館には時田若葉の死体、そして、密室と二人が入れ替わっているという2つの謎、としても可能だったと思うのだが…。

ただ、そうなると、二人が入れ替わっている理由を推理されると、間違いなく小田切がまず疑われてしまう。

なので、やはり、殺された人物と死体発見の場所はきっちり合っていないとまずいことになる。

 

いや、待てよ?

これはもしかしたら…。

もっとさかのぼって、そもそも入れ替わる必要があったのだろうか?

 

小田切は殺人マシーン。

実際に他の被害者も、警察の目を盗んで簡単に殺されていることから、その小田切の殺人能力のすごさはわかる。

だとすると、教会の前で寝ずの番をしている兜霧子を物陰に呼び寄せ、殺害するくらいのことは簡単にやってのけるだろう。

 

つまり

まず、兜霧子を外で殺害し、次に天窓からウインチとワイヤーを使った吊り上げトリックで時田若葉を殺害し、次の日の朝まで何事もなかったように過ごし、出てこない若葉の様子をみんなで見に行った時に異変に気付き、警察へ連絡。

そして、警察の現場検証により完全な密室殺人として扱われる。

 

と、こっちのほうがより完全犯罪に近いような気する上に、教会での犯行以外には、ウインチを使うことはなくなり、金田一にトリックのヒントを与えることもなかった。

遅かれ早かれ金田一にはバレる。というのは当然だが、どちらにしろ風祭以外を全員殺す予定だったのならば、若葉を利用する必要はなく、あの教会のトリックを普通に遂行していればさすがの名探偵もかなり苦戦したのではないだろうか。


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